こんにちは!早川です。
「ちょっと話があるんだけど…」
夕食中に、息子が真剣な表情で口を開きました。
いつもは食卓を囲みながら、学校や友達の話をしているのに──その夜は、どこか空気が違いました。
この一言が、私たち家族にとって、本当の意味で中学受験の終了を告げる瞬間となったのです。
塾長からの「最後の宿題」
息子の中学受験が終わり、塾へ最後のお礼に行きました。
進学先の中学校は「塾不要、学校で大学受験まで面倒を見ます」というスタンス。
そのため、この日で塾も退会することにしました。
息子と一緒に菓子折りを持ち、これまでの感謝を伝えに行ったところ、塾長が突然、息子にこんなことを言い出したのです。
「君に最後の宿題がある。これは親御さんには内緒」
そう言って、塾長は息子と別室へ。
5分ほどして戻ってきた息子は、塾長から「いつまでに宿題をやる?」と聞かれ、「明日までにやります」と約束をして帰宅しました。
息子からの感謝の言葉
そして迎えた、夕食の時間。
息子が改まった様子で妻と私に言いました。
「受験、いろいろしてくれてありがとう」
一瞬「何のこと?」と、妻と顔を見合わせました。
受験が終わるまでは、塾の宿題に追われる毎日。
決して楽な道のりではなかったはずです。
それでも、こうして感謝の言葉を伝えようと思ったことが、何よりもうれしかった。
塾長に言われなければ、自分からは言わなかったかもしれません。
そう思うと、なんだかおかしくて、でも、改まって言われるとうれしくて──胸がいっぱいになりました。
受験を超えた学び──「感謝を伝えること」
塾長は、受験前の保護者面談の際にこう話していました。
「受験が終わった後こそ、大切なことがあるんです」
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合格しても天狗にならないこと
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多くの人のサポートがあって勝ち取ったものだと気づくこと
そして、何より──
「感謝を言葉にすること」
今回の宿題は、まさにその実践でした。
そして、こうして一度言葉にできたからこそ、きっと息子は、これからも「ありがとう」を伝えられる人になってくれるはず。
それが、親として何よりうれしいこと。
受験を通じて、息子は学力だけでなく、人として大切なことを学んでいたのだと実感しました。
「ありがとう」を伝えることの力
「ありがとう」
たった五文字のこの言葉には、不思議な力があります。
家族だからこそ、つい言いそびれてしまう。
でも、言葉にした瞬間、相手の心に温かい灯がともるのです。
最近、あなたは家族に「ありがとう」を伝えましたか?
もし、しばらく伝えていなかったとしたら──今日、この言葉をそっと伝えてみてはいかがでしょうか。
例えば、こんなシーンで試してみると良いかもしれません。
✔ 食事を作ってくれたとき
「ご飯美味しいね。作ってくれてありがとう!」
✔ 家事を手伝ってもらったとき
「洗濯してくれて助かったよ、ありがとう!」
✔ 忙しいときに手伝ってもらったとき
「手伝ってくれてありがとう、おかげで助かった!」
✔ 何かを教えてもらったとき
「教えてくれてありがとう、すごく分かりやすかった!」
ちょっとした「ありがとう」を増やすだけで、家族の関係はもっと温かくなります。
追伸
息子の中学受験は、親である私たちにとっても、大きな学びの連続でした。
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今何が一番大切かを選び抜く力を養うこと
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言いたいことがあっても、一旦ぐっとガマンすること
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我が家なりの親子の絆を深めていくこと
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受験、仕事、家庭との両輪でタイムマネジメントを回すこと
息子の挑戦を見守る中で、私たち親もまた、一回り成長させてもらった気がします。
追々伸
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