「もっと明るく、もっと前向きに」── その呪縛をほどいた日から、私の働き方が変わった

内向型の働き方

こんにちは! 早川です。

 

自分にないものを持っている人って、すごく素敵で憧れる。

たとえば、

声が大きくて、いつも場を盛り上げられる人。

その場でパッと返せる瞬発力のある人。

堂々と意見を言える、前向きで明るい人。

昔の私は、そういう人たちが、仕事ができる人の代表のように思えて、
「自分も、ああならなきゃいけない」と思っていたのです。

 

だから、当時の本棚には、

「話し方の極意」

「雑談力」

「影響力を高める会話術」

「ファシリテーションの技術」

そんな本ばかりが並んでいました。

今思えば、本棚全体が、私の苦手克服リストになっていたのです。

 

講習会にも通いました。

「人前で堂々とプレゼンできるようになるには」といったテーマで、自己紹介を繰り返し練習したり、緊張せずに話せるトレーニングを受けたり。

けど、根本的な性格は変わらず、その場で元気に振る舞っても、終わったあとはぐったりと疲れていました。

「変わらなきゃ」と焦るほど、今の自分ではダメなのかもしれないという思いも、強くなっていったのです。

 

転機が訪れたのは、「変わらなきゃ」と思い続けるのに疲れてきた頃でした。

何度試してもうまくいかず、無理に明るく振る舞ったあとは、決まってぐったりしてしまう。

それなら、今の自分に無理なくできることに集中してみよう。

そう考えるようになってから、不思議と仕事がうまく回り始めました。

 

ちょうどその頃、在宅勤務も始まり、周囲の雑音に煩わされず、自分のペースで仕事ができるようになりました。

そして後の転職では、派手な発信をしなくても、静かにやり抜く働き方がしっかりと評価されるようになった。

気づけば、「このやり方でいいんだ」と、少しずつ自分のスタイルに自信が持てるようになっていきました。

 

人前で話すより、文章で考えをまとめる方が得意。

瞬時に判断するより、少し整理してから返すほうが安心できる。

淡々とタスクを進めることが、苦にならない。

そんな自分の特性を活かして、プロジェクトをスケジュールに落とし込み、ToDoリストで管理して、「今日はここまで」と見通しを持ちながら静かに進めていく。

そして、そのやり方を日々淡々と積み重ねていく。

いつの間にか、アウトプットの安定感や信頼感として、周囲に伝わるようになっていました。

 

そして気づけば、日々の選択も変わっていきました。

たとえば、大人数の飲み会が苦手な私は、予定があると理由をつけて、丁寧に断ることも増えました。

その場の会話より、家族とゆっくり夕飯を食べたり、静かに本を読んだりする時間のほうが、明らかに自分を整えてくれるから。

無理に合わせなくても、自分にとって大事な時間を選ぶことが、結果的にパフォーマンスにもつながる。

そう思えるようになったのも、「無理に変わらなくてもいい」と、ようやく自分を許せるようになったからかもしれません。

 

ふと最近、本棚を見渡してみました。

そこにはもう、あの頃にあった「話し方」や「雑談力」の本はありません。

代わりに、「内向型の働き方」や「静かに積み上げる人の戦略」、「淡々と続ける仕組み」や「思考の整理術」といった本が並んでいました。

そして、気づいたのです。

変わろうと頑張っていたときより、静かにやり抜いている今の方が、評価されている。

あの頃感じた世間の正解を、無理に追いかける必要はなかったのだと。

 

今でも完璧ではありません。

会議で緊張する日もあるし、うまく発言できないときもあります。

でも、性格まで変えようとしなくていい。

自分を認めて、自分に合ったやり方で整えていけばいい。

それこそが、静かに続けていくための、最初の一歩なのだと思っています。

P.S.

今回書いた「変わろうとしすぎない」「合う方法を選ぶ」というテーマは、

私の2冊目の書籍

『内向型HSPの40代サラリーマンが選んだ
家族最優先×残業ゼロのスペシャリスト戦略』

とも、深くつながっています。

声を張らずに、静かに自分のスタイルで積み上げていく。

そんな働き方で信頼と成果を得たい方に、ぜひ手に取ってもらえたら嬉しいです👇

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