こんにちは! 早川です。
仕事をしていると、
「この人は、なぜか崩れないな」
と感じることがあります。
特別に気合が入っているわけでもなく、いつも前向きな言葉を発しているわけでもない。
それなのに、忙しい時期でも、不思議と同じペースで前に進んでいる。
続いている状態には、やる気や根性とは別の理由があるように感じます。
やる気に頼ると、なぜ続かないのか
「よし、やろう」と思った直後は、誰でも少し気持ちが高まります。
でも、数日たつと急に重くなる。
忙しい日が続くと、やろうと思っていたことが後回しになる。
そのたびに、
「自分は意志が弱いのかもしれない」
そんなふうに感じてしまう。
けれど今は、こう思っています。
続かない原因は、意志の弱さではない。
やる気に頼りすぎているだけなのだと。
やる気やモチベーションには、どうしても波があります。
調子のいい日は進めても、余裕のない日は簡単に止まってしまう。
続いている状態は、やる気が高いから生まれるのではなく、やる気に左右されない構造から生まれている。
最近は、そう感じるようになりました。
続くときほど、「入り方」が決まっていた
これまでの自分の働き方を振り返ってみると、ひとつはっきりしていることがあります。
それは、調子よく続いているときほど、毎回同じ入り方から始めていたということ。
たとえば、
-
朝の過ごし方
-
仕事に取りかかる前の一手
-
タスクに向き合うときの最初の確認
内容はそのときどきで違っていても、「ここから入る」という場所だけは、
自然と決まっていました。
だから、迷ったときや、気持ちがざわつく日でも、一度そこに戻ることができた。
続いていたというより、調子が崩れそうになるたびに、自分の入り方に戻りながら進んでいたのだと思います。
なぜ「入り方」があると崩れにくいのか
人が一番疲れるのは、行動そのものよりも「判断」だと言われています。
-
何から手をつけたらいいか
-
このやり方でいいのか
-
急ぐべきか、慎重にいくべきか
これを毎回ゼロから考えていると、それだけでエネルギーを消耗してしまいます。
入り方が決まっていると、最初の判断を軽くできる。
調子が悪い日ほど、いきなり手を動かさず、決まった入り方に立ち戻る。
この動作を挟むだけで、行動は安定します。
入り方は、やがて一貫性になる
毎回、同じ入り方から始めていると、行動に大きなムラが出にくくなります。
スピードが極端に遅くなったり、立ち止まることが減る。
本人は普通にやっているつもりでも、周りから見ると、こう映るのです。
-
あの人は安定している
-
急なことがあっても崩れにくい
-
安心して任せられる
言葉で説明しなくても、一貫性は行動から伝わっていくと感じています。
私の「入り方」
ここでいう「入り方」とは、どこから作業を始めるかではなく、作業に入る前に必ず通る思考の順番のことです。
私の場合、その入り方は「作業を始める前」ではなく、依頼を受け取った瞬間にあります。
メール、チャットや電話で仕事の依頼が届いたとき、すぐに返信したり、対応に入ったりしません。
まず静かに立ち止まって、同じ手順で次の2つを確認するだけ。
-
これは今すぐ判断が必要な話か
-
それとも、今日は返事だけで十分か
このステップを省略しない。
それが、私にとっての「入り方」です。
忙しいときほど、反射的に動いてしまいたくなります。
でも、この入り方を挟むことで、判断が荒れにくくなり、結果として手戻りや不安が減りました。
ただ、毎回同じ思考の順番に戻っているだけ。
特別なスキルは必要ありません。
続かない日は、気合より「入り方」を疑う
何かが続かないとき、つい「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまいます。
でも、変えるべきなのは、覚悟や意志の強さではないのかもしれません。
-
今日はどこから入っているか
-
本来の入り方を飛ばしていないか
その視点を持つだけで、続かなかった理由が見えてきます。
静かに続いている人は、特別な意志力を持っているわけではありません。
ただ、戻る場所をあらかじめ決めているかどうか。
その違いだけなのだと思います。
P.S.
今回のテーマにある、「崩れにくさ」や「戻れる場所」を軸にした働き方は、
拙著『内向型HSPの40代サラリーマンが選んだ
家族最優先×残業ゼロのスペシャリスト戦略』
でも触れています。
そして、Kindle本の内容そのままに、無料PDFとして公開中です。
派手に前に出るより、静かに再現できる形を整えていきたい。
もしそんな働き方に関心があれば、必要なタイミングで受け取ってもらえたらうれしいです。



コメント