雑談が得意な人の方が、有利なのだろうか──職場で少し外側にいる気がするとき

内向型の働き方

こんにちは、早川です。

 

職場で自然に雑談できる人を見ると、
少しだけ羨ましくなることがあります。

私は昔から、
雑談が得意ではありませんでした。

1対1ならまだ話せます。

でも、複数人になると、
どこで入ればいいのか分からなくなる。

もともと距離の近い立ち話は苦手です。

だから、無理にその輪に入ろうとも、
今となっては思わなくなりました。

 

それでも、ときどき心が揺れます。

雑談が得意な人の方が、
やはり職場では有利ではないか。

実際、雑談が得意な人は、
社内の情報をよく知っています。

会議ではまだ出ていない話。
誰が何を考えているかという空気感。
少し先の動き。

そうした非公式な情報は、
雑談の中を流れていることが確かにある。

だからこそ、
そういう人の方が仕事を進めやすいのではないかと
感じてしまうのです。

 

ただ、
ここで切り分けて考えていいことが
ある気がしています。

それは、
雑談が得意なことと、仕事で信頼されることは、
本来別の話だということです。

たしかに、雑談には力があります。

話しかけやすさが生まれ、
相談のハードルが下がり、
情報も入りやすくなる。

雑談から仕事が動く人も、
たしかにいる。

でもそれは、
その進め方が合っている人のやり方でもあります。

私のように、
距離の近い会話や、
その場の流れの中で関係をつくることに
疲れやすい人間にとっては、

同じやり方を真似すると、
むしろ消耗してしまいます。

だから私は、別の形を選んでいます。

 

仕事を進めるうえで必要な情報は、
自分から取りに行く。
ここは、緊張してでも必ずやる。

一方で、
それ以外の情報は追いかけすぎない。

全部を拾おうとはしない。
でも、必要なものは放置しない。

今振り返ると、
これは私なりの情報の取り方だったのだと思います。

雑談が得意な人は、
関係の流れの中で自然に仕事を前に進めていく。

私は、必要な情報を見極めて取りに行き、
最小限のやり取りで進める。

仕事の進め方が違う。
そう捉えていいのかもしれません。

 

それでも、
劣等感が消えるわけではありません。

人はどうしても、
他者との比較で自分の位置を測ってしまいがちです。

自然に会話の輪に入っている人を見ると、
自分だけ少し外側にいるような気がする。

その感覚が、いつの間にか
「自分は職場でうまくやれていないのではないか」
という不安につながることがあります。

 

でも私は、
そこを一緒にしなくていいのだと思います。

雑談の輪に自然に入れることは、
一つの強みです。

けれど、仕事で信頼される理由は、
それだけではありません。

期限を守ること。
必要な情報を押さえること。
抜け漏れを減らすこと。
周囲が安心して任せられること。
淡々と、でも確かに前に進めること。

そういう信頼の形も、確かにあります。

 

雑談が得意な人の方が、有利に見えることはある。

でも、それがそのまま、
自分の価値の低さを意味するわけではありません。

雑談から仕事を生む人もいる。

一方で、必要な情報を見極めて、
自分から取りに行き、
静かに成果を返す人もいる。

どちらが正しいかではなく、
仕事の進め方が違うだけ。

 

もし今、
雑談が得意な人を見て少し劣等感を持っているなら、
その感覚を否定しなくていい。

「自分は足りない」と結論づけなくてもいい。

雑談の輪に自然に入れなくても、
仕事で信頼される道はあります。

あなたには、あなたの進め方がある。

そう思えるだけでも、
職場で感じる息苦しさは
少し変わるのかもしれません。

P.S.

今回のように、
職場の中で少しだけ外側にいる感覚は、

雑談の場だけでなく、
働き方そのものの中でもある気がしています。

前に出ないまま働く中で感じる揺れを、
どう受け止め直し、自分のリズムを取り戻していくか。

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