息子が文化祭で「もてなす側」に回って、仕事の価値を考えた

マインドセット

こんにちは、早川です。

 

誰かに楽しませてもらう側から、
誰かを楽しませる側に回る。

その変化には、思っている以上に
大きな成長があるのかもしれません。

 

息子の学校の文化祭に行ってきました。

受験前には、
親子で毎年のように訪れていた場所です。

その頃の私たちは、お客さんでした。

鉄道部の展示で、壮大な鉄道模型に驚いたり、
シミュレーター体験を楽しんだり、
様々な企画を楽しませてもらっていました。

「この学校に行きたい」

息子がそう思った一番の理由は、
受験前に訪れた鉄道部の展示で感じた、
感動でした。

さまざまな体験に目を輝かせていた姿を、
今でも覚えています。

そのときの憧れがあったからこそ、
受験も乗り越えられたのだと思います。

 

でも今年は、少し景色が違いました。

実際に入学し、学年が上がった今年は、
鉄道部の活動に本格的に加わるようになりました。

来場者を呼び込む。
行列を整理する。
案内をする。
スタンプを押す。

以前は、もてなされる側として楽しんでいた息子が、
今度はもてなす側に回っていました。

事前に活動シフトを見せてもらったのですが、
みっちり予定が組まれていました。

親としては、
「これで本人は楽しめるのだろうか」と
少し心配になるほどに。

自分が他の展示を見る時間も、
友達と自由に文化祭を回る時間も、
ほとんどなさそうに見えたからです。

 

でも、帰ってきた息子は、
とても生き生きしていました。

「楽しかったー!」

そう話してくれた一方で、
親として印象に残ったのは、反省点の方でした。

「行列の並び方が分からなくて、
困っている人がいた」

「頑張って作ったけど、
ここはもう一歩工夫の余地がありそう」

そんな言葉が、ぽつぽつ出てきたのです。

私はそれを聞いて、
「来年に活かせそうだね」とだけ伝えました。

不思議なことに、
そこに落ち込んでいる感じはありませんでした。

むしろ、
反省点まで含めて楽しそうだったのです。

 

かつて先輩たちに楽しませてもらった経験が心に残り、
今度は息子自身が届ける側に回っている。

そこまで深く考えていないかもしれませんが、
親から見るとそんなふうに映りました。

そして、印象的だったのは、
息子が楽しそうだったこと以上に、
「もっと良くできること」に目を向けていたことでした。

受け取る側だった頃には見えなかったものが、
届ける側に回ったことで見えるようになった。

そこに、
一つの成長があるように感じました。

 

その姿が、
ふと自分の仕事とも重なりました。

目の前の作業を終わらせるだけなら、
自分の中で完結します。

期限までに仕上げる。
必要な資料を作る。
求められた対応をする。

それらも、もちろん大切です。

でも、仕事の価値は
それだけではきっと決まらない。

その仕事によって、誰が助かるのか。
誰が安心できるのか。
誰の迷いが減るのか。
誰に満足してもらえるのか。

そこまで考え始めたとき、
仕事は少し難しくなります。

相手にとって受け取りやすかっただろうか。
どこに工夫の余地があっただろうか。

そんな視点が必要になるからです。

 

でも同時に、
自分の仕事が誰かに届いている感覚も
強くなるように思います。

直接お客さんと接する仕事でなくても、
誰かに価値は届いています。

上司かもしれない。
同僚かもしれない。
別の部署の人かもしれない。
その先にいるお客さんかもしれない。

忙しくなると、
どうしても目の前のタスクを終わらせることに
意識が向きます。

でも、
ときどき立ち止まって考えてみても
いいのかもしれません。

この仕事は、誰を助けているのか。
誰の不安を減らしているのか。
誰に満足を届けているのか。

 

受け取る側から、届ける側へ。

楽しませてもらう側から、楽しんでもらう側へ。

そこには、大変さがあります。

責任が大きくなり、
もっと良くできたかもしれないと思うこともあります。

でも、
その反省点まで含めて前向きに受け止められるなら、
それはきっと成長している証なのだと思います。

 

今日のあなたの仕事は、
誰の安心や助けになっているでしょうか。

そんな問いを持つだけで、
いつもの仕事の見え方も、少し変わる気がします。

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