こんにちは、早川です。
最近、中二の息子との距離感が、
少しずつ変わってきたなと感じます。
こちらが話しかけても、返事は短め。
「うん」
「別に」
「まあまあ」
そんな言葉で終わることも増えてきました。
以前のように、
学校のことや友達のことを、
何でも話してくれるわけではありません。
親に対して、
少しずつそっけなくなってきた。
そんな感覚があります。
その一方で、
たまに家に遊びに来る友達とは、
楽しそうに話しています。
学校のこと。
ゲームのこと。
親には見せない表情で笑っている。
その姿を見るたびに、
「ああ、親の知らない世界が増えているのだな」
と感じます。
少し寂しさもあります。
でも、同時に、
これは良いことなのだとも思います。
子どもが親から離れていくことは、きっと、
子ども自身が自分の世界を広げているということだから。
小学生のころは、
親が関わる場面がたくさんありました。
学校のこと。
受験のこと。
日々の声かけや、予定の確認。
子どもの生活の近いところに、
親の役割がありました。
もちろん、当時は大変なことも多かった。
思うようにいかないこと。
親として迷うこと。
夫婦で何度も話し合ったこと。
でも振り返ると、あのころは、
親としてどうサポートすればいいのかが、
わかりやすかったのかもしれません。
近くで見て、必要なことを整える。
困っていれば声をかける。
迷っていれば一緒に考える。
環境を選び、準備し、伴走する。
でも、中学生になると、
少しずつその距離は変わっていきます。
親が知らない友達が増える。
親が見ていない時間が増える。
親が口を出さない方がよい場面も増える。
手をかける時間よりも、
見守る時間が増えていく。
そんな時期に入ってきたのだと思います。
もちろん、
完全に手が離れたわけではありません。
まだ声をかけることもあります。
確認が必要なこともあります。
親として気にかける場面もあります。
それでも、以前と同じ距離感ではない。
子どもの世界が、
少しずつ家庭の外に広がっている。
そのことを、
日々の何気ないやりとりの中で感じます。
そして、子どもとの距離感が変わると、
親にも少しずつ時間が戻ってきます。
子どもの予定を中心に動いていた時間。
勉強のサポートに使っていた時間。
学校や塾のことを考えていた時間。
そうした時間が、
少しずつ別の形になって戻ってくる。
そのとき、ふと思うのです。
この戻ってきた時間を、
自分は何に使っていくのだろうか、と。
仕事で埋めるのか。
なんとなく流してしまうのか。
自分を整える時間にするのか。
夫婦で過ごす時間にするのか。
これからの働き方や生き方を考える時間にするのか。
すぐに答えが出る話ではありません。
でも、子どもが自分の世界を広げていくなら、
親もまた、自分の時間の使い方を
少しずつ見直していく時期なのかもしれません。
来月、息子が
学校の宿泊行事で家を離れる予定があります。
そこで今回は有給を取り、
妻と旅行に行くことにしました。
子どもが小さかったころは、
夫婦だけで平日に旅行へ行くことなど、
あまり考えられませんでした。
でも今は、子どもが自分の世界を広げている時間を、
親もまた、少し違う形で使ってみる。
それも、家族の形が少しずつ変わってきたからこそ、
できることなのだと思います。
家族を大切にするというのは、
ずっと同じ距離で関わり続けることではないのかもしれません。
子どもが小さいころには、
近くで手をかけることが必要だった。
でも、子どもが大きくなってきた今は、
少し離れたところから見守ることも必要になる。
そしてその分、親自身も
自分の時間や、夫婦の時間を取り戻していく。
それもまた、
家族を大切にするひとつの形なのだと思います。
子どものために使ってきた時間が、
少しずつ自分の手元に戻ってくる。
その時間は、放っておけば、
仕事やスマホ、日々の疲れの中に、
すぐに紛れていくのかもしれません。
だからこそ、
その時間を何に使っていくのか。
家族との距離感が変わっていく今だからこそ、
一度立ち止まって考えてみたいと思います。

