こんにちは、早川です。
以前なら、
どこから手をつければよいのか迷っていた仕事を、
今はそれほど迷わず進められることがあります。
最初に確認すべきことが分かる。
多くの情報の中から、
判断に必要な部分を見つけられる。
問題になりそうなところにも、
少し早く気づける。
自分だけでは判断できないことを、
誰に、どの段階で相談すればよいかも、
以前より分かるようになる。
役職が変わったわけでも、
大きな成果を出したわけでもありません。
普段なら、
それを特別な変化として意識することもなく、
そのまま次の仕事へ進んでいきます。
けれど、ふと振り返ったとき、
「以前の自分なら、もう少し迷っていたかもしれない」
と感じる。
そう考えると、目立つ変化はなくても、
仕事をする自分の中に、
少しずつ変わってきたものがあるのかもしれません。
会社の中では、
役職が変わることが、
前へ進んだこととして見えやすくなります。
担当者からリーダーへ。
リーダーから管理職へ。
担う責任が広がり、
人を育て、
組織を動かす経験を重ねていくことも、
一つの成長です。
ただ、
仕事をする人が育っていく方向は、
それだけではないとも感じています。
私は30代後半で、
管理職を目指さないと決めました。
その後は、実務を担いながら、
自分の知識や経験を深めていく道を選びました。
目指す役職はなくなっても、
仕事の中で深めたいものまでなくなったわけではありません。
以前より、
仕事の全体像を早くつかめるようになった。
過去とまったく同じ事例でなくても、
これまでの経験を応用できるようになった。
ただ手順をこなすのではなく、
なぜその対応が必要なのかを考えながら進められるようになった。
必要な質を保ちながら、
時間をかけずに終えられる仕事も増えた。
こうした変化には、
昇進のような分かりやすい名前がつきません。
周囲から見ても、
以前との違いは分かりにくいかもしれません。
けれど、
実務を続ける中で積み重なってきた、
確かな変化だと思います。
仕事上の成長は、
できることを増やすだけでもありません。
想定外のことが起きても、
以前ほど慌てなくなった。
一人で抱えず、
適切なタイミングで相談できるようになった。
すべてに同じ力を注がず、
どこに時間をかけるべきか判断できるようになった。
分からないことがあっても、
何が分からないのかを整理して、
人に伝えられるようになった。
自分の力を、
無理なく、よりよく使えるようになることも、
経験を重ねたからこその変化です。
今の仕事を数年前の自分が担当したら、
どこで迷うでしょうか。
反対に、今の自分だから、
以前より自然にできていることは何でしょうか。
大きな成果でなくても、
「前より、少し早く判断できるようになった」
「以前より、落ち着いて対応できるようになった」
そんな変化を一つ見つけるだけでも、
自分が歩いてきた道は見えやすくなる気がします。
管理職を目指さないと決めても、
仕事の中で深めていけるものがなくなるわけではありません。
知識を深める。
判断の精度を高める。
経験の使い方を広げる。
自分の力を、
周囲の役に立つ形で使っていく。
組織図の中では同じ場所にいても、
仕事をする自分まで、
同じ場所にとどまっているわけではない。
管理職を目指さないという選択は、
成長の道から降りることではなく、
自分に合う成長の方向を選び直すことなのだと思います。
P.S.
今回の記事で書いた、
「管理職を目指さなくても、
仕事の中で深めていけるものはある」
という考えの土台には、
私自身が、
管理職ではなく、
専門性を活かす道を選んできた経験があります。
その選択に至るまでの迷いや、
家族との時間を守りながら、
専門職として評価と年収を高めてきた働き方をまとめたKindle本
『内向型HSPの40代サラリーマンが選んだ
家族最優先×残業ゼロのスペシャリスト戦略』があります。
管理職を目指さないこれからに、
どんな道があるのか迷っている方へ。
一つの選択肢として、
そっとのぞいてみてもらえたらうれしいです👇


