こんにちは、早川です。
管理職を目指さないと決めてから、
私の中には少し余裕が生まれました。
昇進のために、
自分に合わない役割を
無理に目指さなくてもいい。
周りの昇進を気にして、
自分も追いつこうとしなくてもいい。
そう思えるようになったことで、
仕事との向き合い方は
ずいぶん楽になりました。
とはいえ、
管理職にならなくても、
人はまだ伸びていけると思っています。
仕事の専門性を深めることもできる。
仕事の外にも、
発信や学び、運動など、
自分が成長を感じられる場所を持つことができる。
ただ、一つだけ
気をつけたいことがあります。
「まだ伸びていける」が、
「もっと伸び続けなければ」に
変わってしまわないことです。
本を読まなければ。
発信を続けなければ。
運動もしなければ。
新しいことにも
挑戦しなければ。
そうやって、
せっかく生まれた余裕を
「成長しなければ」で埋めてしまったら、
出世競争から
別の競争へ移っただけになってしまいます。
もちろん、
できることが増えたり、
以前より上達したりすることも、
成長のひとつです。
でも40代になった今は、
前より何かができるようになることだけが、
成長ではないと思っています。
「これは自分には向いていない」と分かり、
得意な誰かに頼れるようになる。
新しいものを増やすのではなく、
今あるものを深める。
乱れているものを整える。
必要のないものを手放す。
それも、
以前の自分にはできなかったことなら、
ひとつの変化です。
そして、
成長軸をいくつか持つことは、
そのすべてを同時に
伸ばすことでもありません。
息子の中学受験が近づいた時期、
私は自分の活動を意識的に減らしました。
仕事の節目や副業のペースも調整しながら、
「今は息子の受験に
時間と力を使おう」
と決めました。
その時期だけを見れば、
自分の活動は
あまり前に進んでいません。
でも、それでよかったと思っています。
人生には、
仕事に力を入れる時期もあれば、
家族を優先する時期もある。
新しいことを広げる時期もあれば、
今あるものをじっくり育てる時期もある。
大切なのは、
どこを伸ばすのか。
いつ伸ばすのか。
その選択を、
自分でできることなのだと思います。
出世を手放しても、
成長まで手放す必要はない。
でも、
すべてを伸ばし続ける必要もない。
会社が用意した一本の階段を降りたからこそ、
自分にとって大切な方向へ、
自分のペースで進んでいく。
それもまた、
40代からの成長の形なのだと思います。

