困っているわけじゃないのに、次を探し続けてしまう――それは「整ったあと」に出てくる違和感だった

内向型の目標設定

こんにちは! 早川です。

 

現状に、困っているわけではない。

仕事も回っているし、大きな不満もない。

以前より判断に迷うことは減り、生活が崩れている感覚もない。

それなのに、なぜか考え続けてしまう。

「このままでいいのだろうか」

「次は何を目指すべきなんだろう」

そんな問いが、頭の片隅に居座り続けていました。

 

少し前までの私は、この感覚を「次の改善ポイント」だと思っていました。

まだ何か足りないのではないか。

目標を立て直すべきではないか。

もう一段、成長の余地があるのではないか。

そして、悩んだら考え、考えたら試し、試しては整える。

そうやって前に進んできたからこそ、この違和感も、同じように扱おうとしたのだと思います。

でも、どれを考えても、しっくりきませんでした。

 

そこで、答えを出すのをやめて、ただ事実だけを見てみました。

すると、これまで積み重ねてきたものが、ちゃんとそこにありました。

見通しを立てられるようになった。

無理が出そうなところに、早く気づけるようになった。

自分なりの優先順位で、動けるようにもなった。

この違和感は、何かが崩れているという話ではありませんでした。

むしろ、ある程度整ってきたあとにふと立ち上がってくる感覚に、近かったのだと思います。

 

この違和感を前にして、問いの立て方が少しズレていたことに気づきました。

この落ち着かなさは、本当に「足りない」から生まれているのだろうか。

そう問い直してみて、自分の中で出てきた答えは、少し意外なものでした。

もう整えるフェーズは、ひと通り終わっていた。

それなのに私は、以前と同じ基準のまま、「次に何を足すか」を探し続けていたのです。

フェーズが変わったのに、判断の向きだけが切り替わっていなかった。

だから私は、この違和感を「次の一手の合図」として扱うのをやめました。

 

代わりに、

朝の時間を大切にする。

家族を優先する。

無理をしない働き方を選ぶ。

すでに決めていた軸に、ただ戻る。

行動はほとんど変えずに、この違和感を判断の中心に置かないことだけを、意識するようにしました。

 

違和感そのものは、正直完全には消えません。

でも、主役ではなくなった。

「今すぐ次を決めなければ」という焦りに、人生のハンドルを握らせなくなったのです。

それだけで、不思議と落ち着いた感覚が戻ってきました。

 

もしあなたが、

「以前より前に進めている。それでも、次を探し続けてしまう」

そんな状態にいるなら、

それは怠けでも停滞でもなく、もう一段階進んだ場所で出てくる悩みなのかもしれません。

足りないわけじゃない。

でも、次に踏み出す段階でもない。

そのあいだにいる感覚です。

 

すべての違和感に、すぐに答えを出そうとしなくてもいい。

ただ、この悩みが「今の自分の居場所」だと分かるだけで、気持ちはずっと静かになります。

困っているわけでもなく、もう全力で悩む段階でもない。

そのあいだにいる感覚を、自分の現在地として受け取れたとき、焦りは少し後ろに下がってくれるはずです。

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