こんにちは、早川です。
新しい一年が始まりましたね。
年始というと、
「今年はもっと頑張ろう」
「何かを変えなければ」
そんな言葉が、自然と頭に浮かぶ時期でもあります。
今日は、そんな年始だからこそ思い出した、ある出来事について書いてみたいと思います。
昨年の夏、家族で息子の合格のお礼参りに行きました。
中学受験を終え、一区切りがついた頃のことです。
そのとき、受験のお守りとして祖父母からいただいた、ある神社のハチマキを返納しました。
そのハチマキには、もともと「努力」という文字が書かれていました。
返納の際、息子はその横に、「は裏切らない」と自分の手で書き足しました。
「努力は裏切らない」

この神社では、受験生が返納したハチマキが、次の受験を控える受験生たちへと引き継がれていきます。
ひとりの受験生の努力が、次の誰かへと手渡されていく。
まさに、バトンのようだと思いました。
この言葉は、間違っていないと思います。
ただ正直に言うと、私は少しだけ言葉を加えたいなと思ったのです。
息子の受験生活を振り返ってみると、毎日長時間勉強していたわけではありませんでした。
いつも全力だったわけでもない。
うまくいかない日も、手が止まる日もありました。
それでも、やめることはなかった。
調子の悪い日は休み、気持ちが戻ったら、また机に向かう。
その繰り返しでした。
だから私は、こう思ったのです。
これは、本当に、「努力」という言葉だけで、表せるものなのだろうかと。
受験を通して、私がいちばん強く感じたのは、少し違う言葉でした。
「継続は裏切らない」
決して、気合を入れ続けることではない。
できる日は、少し進める。
できない日は、無理をしない。
それでも、完全には手放さない。
崩れても、また戻ってくる。
その積み重ねが、いつの間にか形になっていた。
努力が「頑張り続けること」だとしたら、継続とは「途切れそうになっても、つなぎ直すこと」なのだと思います。
そしてその姿勢は、本人だけでなく、次の誰かにも受け渡されていく。
あのハチマキは、そんなことを静かに教えてくれました。
この感覚は、仕事の場面にも重なります。
派手な成果を出しているわけではない。
大きな声でアピールしているわけでもない。
それでも、期限を守り、淡々と進める。
そうした姿勢が、後から信頼や評価として、返ってくることがあります。
長時間働いたことそのものが、必ずしも努力として評価されるわけではありません。
一時の努力や頑張りではなく、少しずつ続けてきたこと自体が時間をかけて実り、結果として返ってくるのです。
もし今、
「もっと頑張らなきゃ」
「まだ足りない気がする」
そんな気持ちを抱えているなら、少しだけ立ち止まってみてください。
すでに続けていることは、ありませんか?
もう誰かに、静かにバトンを渡していませんか?
それは、思っている以上に意味のあることです。
努力という言葉は、ときに自分を追い込んでしまいます。
でも、静かに続けてきた事実は、後から形を変えて、あなたを支えてくれます。
今年もまた、無理をせず、淡々と。
継続は裏切らない。
私はそう、信じています。
P.S.
もし今日の話を読んで、「静かに積み上げる」という考え方をもう少し知りたいと感じたなら、
管理職を目指さず、残業を増やさずに、信頼と評価を積み上げていく働き方について書いた拙著を、一冊まるごと読める無料PDFとして用意しています。
必要なタイミングで、そっと受け取ってもらえたらうれしいです👇



コメント