成果は出ているのに、物語には残らない仕事をしていた話

内向型の働き方

こんにちは、早川です。

 

同僚の大きなプロジェクトを
「アドバイザー」という立ち位置で
サポートすることになりました。

私は表に立つわけではなく、
裏で静かに支える役回り。

進め方を見ていて、
ふと引っかかるところがありました。

「それをやったら、将来詰むかも…」

だから、チャットでそっと伝えました。

大きな声ではなく、
会議の場でもなく、
必要な部分だけを短く。

その時点では、
問題は起きていませんでした。

ただ、あのまま進んでいたら、
後戻りできないタイミングになってから、
問題が表に出ていた可能性があると感じた。

 

その後、
私のコメントを受けて、
プロジェクトの進め方は
軌道修正されることになりました。

大きな方針転換ではありません。
まだリカバリーできる段階だったから、
誰かが責められることもない。

ただ、
将来問題になりそうだった点が、
静かに取り除かれた。

結果として、
プロジェクトは今何事もなかったかのように
前に進んでいます。

つまり、何も起きていない。

 

そしてそのとき、
私はふと、こう思いました。

「このプロジェクトの物語の中に、私は残らない」

強い不満があったわけではありません。

みんなの前で称賛されたいタイプでもない。

それでも、なぜか胸の奥に、
小さなモヤモヤが残りました。

それは
「評価されたい」という気持ちというより、

自分の仕事が、成功の物語から
切り落とされていく感覚
でした。

 

思い返すと、
過去にも似た経験がありました。

上司だけが表彰されたこと。
声の大きい同僚が評価されたこと。

私が裏でやっていた作業は、
なかったことになっていたこと。

そういう場面に立ち会うたびに、
私はだんだん、他者の表彰を
素直に喜べなくなっていきました。

 

そして、最近になって気づいたのです。

私は「発言しなくなった」のではなく、
発言しなくても困られない場所に、
いつの間にか馴染んでいただけ
なのだと。

静かに働く人にとって、
この場所は居心地がいい。

騒がなくていい。
前に出なくていい。
裏で整えればいい。

でもその代償として、
人としての手応えは返ってきにくい。

成果は出ているのに、
「ありがとう」も
「よくやった」も、
物語の中には登場しない。

成果としては確かにそこにあるのに、
周りからは、ほとんど見えていない。

 

だから私は最近、一つの選択をしました。

今回のプロジェクトからは、一歩引く。

完全に離れるわけではありません。
失敗しそうなときは、
必要なことだけ、静かに伝える。

つまり、
モヤモヤの原因になるものからは、
あえて距離を取る。

その代わり、
自分がメインで任されているプロジェクトを、
期限内に100%やり切る。

これは逃げではなく、
自分の集中力を守るための選択でした。

 

何も起きなかった。
それが、私の成果だった。

誰にも気づかれない仕事ほど、
自分だけは、
それをちゃんと分かってあげたい。

静かに働くというのは、
感情を押し殺すことではありません。

むしろ、
誰にも見えない場所で、
自分の感情と折り合いをつけ続けること。

 

もしあなたが今、

成果は出ているのに、
どこか手応えが返ってこないと感じているなら。

それは能力が足りないのではなく、
あなたが立っている
役割や場所の問題かもしれません。

そんな時に、一歩引く選択は、
負けではありません。

静かに、
自分の主戦場を取り戻すための、
立派な選択です。

P.S.

今日の話を読んで、
「表に出ないけれど、確かに効いている仕事」
「距離を取りながら成果を出す働き方」に、
どこか重なるものを感じた方へ。

管理職を目指さず、残業を増やさずに、
信頼と評価を積み上げていく働き方についてまとめた
無料PDFを用意しています。

必要なタイミングで、そっと受け取ってもらえたらうれしいです👇

👉PDFのダウンロードはこちら(無料)

コメント

タイトルとURLをコピーしました