「ちゃんと決めなきゃ」と思うほど動けない ── 軽く決める人ほど、静かに続けられる

内向型の働き方

こんにちは! 早川です。

 

「よし、やるぞ!」と強く決めたのに、三日坊主で終わってしまう。

そんな経験、ありませんか?

私は以前、何かを始めるときほど気合を入れて、逆にその気合が自分を苦しめていた時期がありました。

決めた直後は熱量があるのに、数日たつと急に重くなる。

「ちゃんと決めなきゃ」と思えば思うほど、動けなくなる。

でも最近、ようやく腑に落ちたことがあります。

本当に続く決意は、いつも静かで、軽やかだ。

息子の受験も、軽い一歩から始まった

きっかけは、小学校の環境がうまく合わず、「本人が安心して過ごせる場所を探したい」と思ったことでした。

息子は鉄道が大好き。

まずは、鉄道部のある男子校の文化祭を、片っ端から回ることに。

まだ受験を決めたわけでもない。

まずはフィット感を確かめるための見学。

ほんの軽い一歩です。

ところが、その小さな行動が、息子の心を大きく動かしました。

校舎の雰囲気、親切で熱心な生徒の様子、飾られた壮大な鉄道模型。

学校ごとに違う空気に触れていく中で、息子がふいに言いました。

「ここの鉄道部、めっちゃスゴイ」

本人の中でスイッチが入り始めた瞬間でした。

人は、外から押し付けられるより、内側から感じて決めるほうが圧倒的に強い。

その後、息子は今通っている学校を第一志望に掲げ続け、無事合格を勝ち取ったのです。

大変な道のりでしたが、自分で決めたからこそ最後まで走り切れたのだと思います。

親としてできたのは、環境を整えることだけ。

軽く始めた一歩が、本人のやり抜く力につながっていたのです。

仕事でも、最初の一歩は軽いほうがいい

実は大人の私たちも、同じことが言えます。

私は以前、資料作成やプロジェクトの方針をしっかり固めてから出そうとしすぎて、逆に時間がかかっていた時期がありました。

考えれば考えるほど、次の一歩が重くなる。

頭の中で、完璧なスタートを追い続けてしまうのです。

ある時、思い切って7割の段階で提出してみました。

返ってきた上司の言葉は意外なものでした。

「いい方向性だね。このまま進めよう」

私はハッとしました。

完璧を目指すほど、行動は遅くなる。

軽く決める。

そして、動きながら整えるのが、結果的に早い。

今では、

  • 7割で共有する(=相手に渡す基準)

  • あとは走りながら整える

というシンプルなリズムが定着しています。

不思議なことに、7割の段階で自分が「まだ粗い」と感じていても、
周りからは「十分まとまっているね」と言われることがあります。

内向型は自己評価が厳しめなので、自分の「まだまだ」が、周囲には「もうできている」ように見えることも珍しくありません。

だからこそ、あなたが感じる7割で動くくらいが、ちょうどいいのです。

軽く決めることは、責任回避ではない

「軽く決める」と聞くと、なんだか責任を他者に委ねているように感じるかもしれません。

でも実際はまったく逆です。

  • 余白があるから続く

  • 動きながら、より良く整えられる

軽く始める人ほど、静かに長く続きやすい。

息子の受験も、仕事の7割提出も、どちらも軽い一歩がその後の継続に繋がりました。

決めきれないあなたへ

もし今あなたが、

「決めたいのに、なぜか動けない」

「覚悟を決めないと、始められない」

そんな気持ちになっているなら──

ちょっとだけ、あなたの基準を緩めてみてはいかがでしょうか。

まずは、軽く決めてみる。

それだけで、行動は驚くほど変わります。

  • 「1日だけやってみる」

  • 「5分だけ手をつける」

  • 「試しにやってみる」

軽く決めた一歩は、あなたの心に余裕をもたらします。

そしてその余裕こそが、静かにやり抜く力に変わっていきます。

決意は、大げさでなくていい。

静かに決めて、静かに続ける。

それがいつか、あなたの強さに変わっていくはずです。

P.S.

今回書いた「軽く決めて、静かに続ける」という話は、私の新刊『内向型HSPの40代サラリーマンが選んだ 家族最優先×残業ゼロのスペシャリスト戦略』とも重なります。

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