「まだ決めなくていい」が積み重なるとき──ダイニングセットの買い替えで考えたこと

マインドセット

こんにちは、早川です。

 

欲しいと思っているのに、
なかなか決めきれないことはありませんか。

必要だとは感じている。
気持ちもある。
でも、最後の一歩が出ない。

先日、
そんなことをあらためて感じる出来事が
ありました。

 

新婚当初に買ったダイニングテーブルとチェアを、
そろそろ買い替えたいねと、
妻と話していたのです。

気づけば、
そのテーブルとチェアは17年近く使っていました。

当時はちょうどよいと思っていたサイズも、
今の暮らしには少し大きく感じるようになっていました。
チェアのクッションも、もう破れかけています。

まだ使えないわけではありません。
でも、「まだ使える」と「今の暮らしに合っている」は、
少し違うのかもしれない。

そんな違和感を、どこかで感じていました。

 

そこで先日、
妻と二人で半日かけて、
いろいろなお店を見て回りました。

その場では即決できなかったのですが、
二人とも「これがいいね」と思うものには出会えました。

見た目もいい。座り心地もいい。
今の暮らしにも合いそうでした。

ただ、その場では決まりませんでした。

価格のこともあります。
決して安い買い物ではありません。

それに加えて、
将来、子どもが巣立ったあとにも合うサイズなのか。

これまで角テーブルだったので、
丸テーブルに変わったとき、実際の暮らしに合うのか。

そういう不安もありました。

どれも、もっともなことだと思います。

毎日使うものだからこそ、
慎重になるのは自然なことです。

 

私自身は、
今の暮らしを整えるという意味で、
買ってもいいのではないかと感じていました。

将来どうなるかは、
正直誰にも分かりません。

分からない未来を基準にしすぎると、
今の暮らしを整えることまで後回しになってしまう。

そんな感覚があったからです。

 

ただ、今回あらためて感じたのは、
こういうことは家具に限らないのかもしれない、
ということでした。

本当は変えたいと思っていることがある。
整えたい暮らしがある。
やってみたいことがある。

それでも、

あとで不要になるかもしれない。
やってみて合わなかったらどうしよう。
今じゃなくてもいいかもしれない。

そんなふうに考えているうちに、
必要だと思っていたことまで、
少しずつ先延ばしになっていく。

私たちは、
「まだ決めなくていい理由」を見つけるのが、
案外うまいのかもしれません。

 

もちろん、慎重であることは悪いことではありません。
勢いだけで決めないことも、大切です。

でも、不安がゼロになるのを待っていたら、
多くのことは決められないのだと思います。

未来に正解を求めすぎると、
今の自分たちにとっての心地よさまで、
見えにくくなることがある。

今回、そう改めて感じました。

 

とはいえ、ダイニングセットは
私ひとりのものではありません。

家族が毎日使うものだからこそ、
私だけの感覚で決めるものでもない。

私は「今を整えたい」という気持ちが強く、
少し先に進みたくなっていたのだと思います。

一方で、立ち止まって考える感覚にも、
ちゃんと意味がある。

その両方があるから、まだ結論は出ていません。

今回のことで、選ぶこと以上に、
どうやって納得していくかも大事なのだと思いました。

 

未来のことを考えるのは、大切です。

でも、その不安を少し大きく見積もりすぎてしまうことも
きっとある。

だからこそ、先のことだけでなく
今の暮らしにとって何がしっくりくるのか。

その感覚も、大事にしていいのかもしれません。

P.S.

今回のように、
未来のことを考えて立ち止まる感覚は、
暮らしの中だけでなく
働き方の中でも何度もある気がしています。

「今を整えたい気持ち」と
「この選択でいいのか」という揺れのあいだで、
自分のリズムをどう取り戻すか。

そんなテーマを、
仕事の視点でもう少し掘り下げたのがこちらの本です。

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